特別支援学級の担任をしていると、
こんなふうに感じることはありませんか。
「この支援で本当に合っているのかな」
「同じ立場の先生に相談したい」
「校内に特別支援のことを深く話せる人が少ない」
「一人で抱えている感じがする」
特別支援学級の担任は、子どもの実態に合わせて授業を考えたり、保護者対応をしたり、交流学級との連携をしたりと、日々たくさんの判断をしています。
でも、その悩みを安心して話せる場は、意外と少ないものです。
私は今回、6月13日、14日に九州・博多で行われた勉強会・オフ会に参加してきました。
この九州オフ会を通して、改めて感じたのは、
特別支援学級の先生には、安心して話せるつながりが必要だということ
でした。
ぷーた先生特別支援学級の担任が不安な先生は、こちらを読んでね👇


九州オフ会のきっかけは、何気ない会話でした


今回の九州オフ会のきっかけは、オンラインでの「トモニバセミナー」後の交流会でした。
その中で、
「九州の方、多いですね」
「九州でもオフ会ができたら楽しそうですね」
という話になりました。
そこから話が進み、
「それなら、私が支部長をやります」
と受講生のつつさんが手を挙げてくださいました。
そこからは本当に早かったです。
勉強会の会場探し。
お店の予約。
当日の段取り。
参加者への連絡。
すべて支部長が整えてくださいました。
私は、本当にただ博多へ行くだけでした。
こうして場を整えてくださる方がいるからこそ、
人が集まることができます。
特別支援の世界でも、こういう存在はとても大切だと感じました。
午後の勉強会テーマは「自己理解と自分の取説作成」


特別支援学級の先生は、地域で孤立しやすい
特別支援学級の担任は、校内で少人数であることが多いです。
学校によっては、特別支援学級の担任が一人だけということもあります。
知的障害、自閉症・情緒障害、学習の遅れ、生活面の支援、保護者対応など、考えることはたくさんあります。
それなのに、すぐに相談できる相手がいない。
通常学級の先生には伝わりにくい。
管理職にも細かい実態までは伝わらない。
同じ立場の先生と話す機会が少ない。
そういう状態になると、先生自身がどんどん苦しくなってしまいます。
特別支援学級の担任に必要なのは、もっと頑張ることだけではありません。
安心して話せる相手。
同じ目線で考えられる仲間。
実践を聞き合える場。
そうしたつながりがあることで、
先生は少しずつ元気を取り戻せます。
オンラインだけではなく、リアルで会う意味


普段はオンラインでつながっている方とも、実際に会うと空気感が違います。
画面越しでも、相談はできます。
勉強会もできます。
情報共有もできます。
でも、同じ場所に集まって、顔を見て話す時間には、オンラインとは違う良さがあります。
今回の九州オフ会では、自己理解の勉強会を行いました。
その後、鶏肉のおいしいお店で懇親会。
おいしいものを食べながら、学校のこと、子どものこと、支援のこと、これからの働き方のことを話しました。
こういう時間は、ただの飲み会ではありません。
「自分だけじゃなかった」
「同じように悩んでいる先生がいる」
「この考え方でよかったんだ」
「明日からまた少し頑張れそう」
そう思える時間です。
特別支援学級の先生にとって、こうした安心して話せる場は、とても大切です。


リーダーの形は一つではない
今回、九州オフ会の準備をしてくださった支部長は、以前、東京のオフ会にも来てくださっていました。
その時から私は、
「この方は、きっとリーダーになれる方だな」
と感じていました。
でも、ご本人は、
「前に立つようなリーダーは苦手です」
「でも、予約をしたり、段取りをしたりするのは苦ではありません」
と話されていました。
ここで改めて思ったのは、リーダーの形は一つではないということです。
人前で話す人だけがリーダーではありません。
場を整える人。
人と人をつなぐ人。
安心して集まれるように準備する人。
必要な手続きを進めてくれる人。
こういう方も、立派なリーダーです。
特別支援の現場でも同じです。
大きな声で引っ張ることだけがリーダーではありません。
困っている先生の話を聞く。
必要な情報を届ける。
子どもの見方を一緒に考える。
地域の中で安心できる場を作る。
そうした小さな行動が、地域の特別支援を支える力になります。
60代の先生がAIを使い、残業を減らした話


今回、支部長とはホテルでも一緒に過ごしました。
夜中の2時頃まで子どもの話や特別支援の話をしていました。
その中で、
「なぜ私の講座に入ってくださったのか」
「なぜ講座を延長してくださったのか」
ということも、深く聞くことができました。
そこで出てきたのが、
毎日2時間から3時間していた家で残業してたのが、講座に入ってから減った
という話でした。
時間に余裕ができた。
気持ちにもゆとりができた。
仕事を抱え込みすぎなくなった。
しかも、その方は60代です。
60代でもAIを使いこなし、毎日の残業を減らすことができた。
これは、とても大きな変化だと思います。
AIは若い先生だけのものではありません。
特別支援学級の先生にとって、AIは仕事を楽にするための道具になります。
たとえば、
・通知表の下書きを考える
・個別の支援のアイデアを出す
・保護者への連絡文を整える
・授業の流れを考える
・教材のたたき台を作る
・子どもの実態に合わせた言葉かけを考える
こうしたことにAIを使うことで、先生の負担は減らせます。
先生に余裕ができると、子どもを見る時間が増えます。
先生の気持ちが少し楽になると、教室の空気も変わります。
だから私は、特別支援学級の先生こそ、AIを安全に、無理なく使えるようになるとよいと思っています。






アンケートだけでは聞けない本音がある
講座やセミナーをしていると、アンケートや感想をいただくことがあります。
もちろん、それもとてもありがたいです。
でも、今回のようにリアルで会うと、アンケートだけでは聞けない本音が出てきます。
なぜ参加してくれたのか。
どこに困っていたのか。
何が役に立ったのか。
どんな変化があったのか。
本当は何に悩んでいたのか。
こうしたことは、ゆっくり話す中で出てくることがあります。
一緒においしいものを食べる。
お酒を飲む。
観光をする。
ホテルでのんびり話す。
そういう時間の中で、少しずつ気持ちがゆるみます。
そして、本音が出てきます。
リアルで会うことには、やはり大きな価値があります。


地域に特別支援の考え方を広げていきたい


博多から帰った後、月曜日は地域の方に向けて、
「特別支援とは」
というお話もさせていただきました。
参加してくださったのは、50代から80代くらいの方々です。
人数は7名ほどでした。
講演というほど大きなものではありません。
でも、少人数だからこそ、近い距離でお話しすることができました。
地域の方から、
「市民向けの講座に参加してみたらどうか」
というお話をいただいたり、地域で活動されている方とのつながりも見えてきたりしました。
大きな会場でたくさんの人に話すことだけが価値ではありません。
たった1人でも。
そこに必要としている人がいるなら、話す意味はあります。
特別支援は、学校の中だけの話ではありません。
家庭。
地域。
子育ての場。
市民講座。
高齢の方との対話。
地域のママさんたちの集まり。
いろいろな場所で、少しずつ伝えていくことが大切だと感じています。
特別支援学級の先生に必要なのは「一人で抱えないこと」


今回の九州オフ会を通して、改めて思ったことがあります。
それは、特別支援学級の先生に必要なのは、
一人で抱えないこと
だということです。
特別支援学級の担任は、毎日たくさんの判断をしています。
子どもの実態を見る。
授業を考える。
教材を作る。
保護者に伝える。
通常学級と連携する。
支援員さんと動きを確認する。
行事の参加方法を考える。
これを一人で全部抱えようとすると、苦しくなります。
だからこそ、安心して話せる場が必要です。
相談できる人がいる。
実践を聞ける仲間がいる。
自分の悩みを否定されずに話せる場所がある。
それだけで、先生の気持ちはずいぶん変わります。
そして、先生が安心すると、子どもも安心します。
これからも、リアルで会う機会を大切にします


13日、14日は博多で九州オフ会。
15日は、地域の方への特別支援のお話。
とても充実した数日間でした。
これからも、行ける場所には顔を出していきたいと思っています。
地域のママさんたちが集まる会にも、参加させていただく予定です。
実際に行ってみないと、わからないことがあります。
どんなことに困っているのか。
どんな情報を必要としているのか。
自分がお役に立てることは何か。
それは、机の上で考えているだけでは見えてきません。
実際に会って、話して、聞いて、感じること。
そこから、次に必要なことが見えてくるのだと思います。


特別支援学級の先生に必要なのは「安心して話せるつながり」|九州オフ会で感じたことのよくある質問


- 特別支援学級の担任になったばかりで不安です。何から始めればいいですか?
-
まずは、子ども一人ひとりの様子をよく見ることから始めるとよいです。
「何ができるか」
「どんな時に困るか」
「どんな関わりだと安心するか」を少しずつ見ていきましょう。
最初から完璧な授業や支援をしようとしなくて大丈夫です。
特別支援学級の担任に大切なのは、子どもの実態を見ながら、少しずつ支援を調整していくことです。
- 特別支援学級の先生は、なぜ孤立しやすいのですか?
-
特別支援学級の担任は、校内で人数が少ないことが多いからです。
学校によっては、同じ立場で相談できる先生が近くにいないこともあります。
また、子どもの実態に合わせた支援、交流学級との連携、保護者対応、個別の指導計画など、考えることが多い仕事です。
そのため、一人で抱え込んでしまう先生も少なくありません。
安心して話せる相手や、同じ立場の先生とつながることが大切です。
- 特別支援学級の先生同士でつながるメリットは何ですか?
-
一番のメリットは、「自分だけではない」と思えることです。
同じように悩んでいる先生の話を聞くことで、気持ちが楽になることがあります。
また、授業の工夫、子どもへの関わり方、保護者対応、教材作りなど、実践的なヒントも得られます。
特別支援学級の担任は、一人で正解を出そうとすると苦しくなります。
安心して相談できるつながりがあることで、支援の選択肢が増えていきます。
- オンラインの勉強会とリアルのオフ会は、どちらがよいですか?
-
どちらにも良さがあります。
オンラインの勉強会は、家から参加できるので負担が少なく、全国の先生とつながりやすいです。
一方で、リアルのオフ会は、顔を見て話せる安心感があります。
食事をしながら話したり、何気ない会話をしたりする中で、本音が出てくることもあります。
学ぶだけならオンラインでもできます。
でも、深くつながる、安心して話す、仲間を感じるという意味では、リアルで会うことにも大きな価値があります。
- 特別支援学級の担任がAIを使うと、どんなことに役立ちますか?
-
AIは、特別支援学級の先生の仕事を楽にする道具として使えます。
たとえば、
・通知表の下書きを考える
・保護者への連絡文を整える
・授業の流れを考える
・個別の支援のアイデアを出す
・教材のたたき台を作る
・子どもへの言葉かけを考えるといった場面で役立ちます。
AIにすべて任せるのではなく、先生が考えるための補助として使うことが大切です。
うまく使うと、事務作業の時間を減らし、子どもを見る時間を増やすことにつながります。
- 60代でもAIを使えますか?
-
使えます。
今回の九州オフ会でも、60代の先生がAIを使い、毎日の残業を減らしたという話を聞きました。
最初から難しい使い方をする必要はありません。
まずは、
「保護者への連絡文をやわらかくしてください」
「通知表の文章を整えてください」
「この子に合う支援のアイデアを出してください」というように、普段の仕事に近いところから使うと始めやすいです。
年齢よりも、少しずつ使ってみることが大切です。
- 特別支援学級の担任として、地域でできることはありますか?
-
あります。
大きな講演会を開かなくても、地域でできることはたくさんあります。
たとえば、
・少人数の勉強会を開く
・保護者の話を聞く
・地域の方に特別支援の考え方を伝える
・先生同士が安心して話せる場を作る
・子育て中の方が相談しやすい場に参加するこうした小さな活動も、地域の支えになります。
特別支援は、学校の中だけの話ではありません。
家庭や地域にも少しずつ伝えていくことで、子どもも保護者も先生も過ごしやすくなります。
特別支援学級の先生に必要なのは「安心して話せるつながり」のまとめ|特別支援の先生が安心して話せる場を広げたい


今回の九州オフ会で感じたことは、次の3つです。
1つ目は、特別支援学級の先生には、安心して話せるつながりが必要だということ。
2つ目は、リーダーの形は一つではなく、場を整える人も大切なリーダーだということ。
3つ目は、リアルで会うことで、オンラインだけでは見えない本音や変化が見えてくるということです。
特別支援学級の先生は、日々、本当にたくさんのことを考えています。
だからこそ、一人で抱えなくていい。
安心して話せる場。
実践を聞き合える仲間。
一緒に考えられるつながり。
そうしたものを、これからも少しずつ広げていきたいと思います。
九州まで行って、本当によかったです。
来てくださった皆さん。
準備してくださった支部長。
遠くから足を運んでくださった皆さん。
本当にありがとうございました。
特別支援学級の担任として、一人で悩んでいる先生がいたら、ぜひ安心して話せる場につながってほしいと思います。
私も、これからもそのような場を作っていきます。













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