10月17日(土)、帯広のFMウイングの番組「土曜午後の茶飲みともこ ゲストイン」に、ゲストとして呼んでいただきました。
13時10分ごろからの生放送で、同じ日の夜中(18日の午前1時10分ごろ)に再放送もある回でした。

番組の名前のとおり、本当にお茶をいただきながらお話をする回でした。
MCの五十嵐ともこさんは、放課後等デイサービスでもお仕事をされている方です。
お話しして、私は「同じ仲間だ」と感じました。
前の日には、番組の担当の方が過去の回の録音を送ってくださり、様子が分かって助かりました。
私は、教員として25年、そのうち22年間、特別支援学級の親子と関わってきました。
この記事では、放送で話したことと、そこから先生に伝えたいことを書きます。
読み終えたとき、受け持っている子の「学校の外にいる大人」を1人思い浮かべてもらえたらうれしいです。
ラジオで話したのは「学校の中だけの特別支援にしない」こと
まず、自己紹介をしました。
帯広の小学校・中学校・高校の卒業生で、今回は千葉県から伺いました。
いまは、先生や保護者の方のご相談を受けたり、コミュニティや講座を運営したりしています。
北海道に来たのは、今年3月に明治図書から出した本を届けたかったからです。
『[小学校]特別支援学級担任の仕事スキル 初めてでもできる!大丈夫!工夫と支援』です。
小樽の北照高校と、母校の帯広緑陽高校に、この本を届けてきました。
それぞれの日のことは、「先生こそ、人に頼っていい|恩師に本を手渡して気づいたこと」と「母校の帯広緑陽高校へ本を届けました|育ててくれた場所に返すこと」に書いています。
本ができるまでの話もしました。
2023年から、AmazonのKindleで本を書いてきました。
その本を明治図書の編集者さんが見てくださり、ご依頼をいただいたのがはじまりです。
読んでくださった方の中には、医療関係の方や、子育て中のお母さんもいらっしゃいます。
いろんな方に役立っているな、と感じています。
1つのテーマを見開き2ページで読める作りなので、さっと読みやすい本です。

それから、11月29日(日)に千葉県で出版記念講演会を開くことも話しました。
特別支援を、学校の中だけのものにしない。子どもが卒業したあとも、サポートしていきたい。
そういう仕組みを作りたい、という思いもお伝えしました。
講演会は、そのための仲間集めの場にしていきたいです。
特別支援は、学校の中で抱え込みやすい
とはいえ、毎日の仕事の中で、学校の外に目を向けるのは簡単ではありません。
たとえば、こんなことはありませんか。
・受け持っている子が、放課後や休みの日にどう過ごしているか、よく知らない
・放課後や地域で子どもに関わっている人と、話す機会がない
・子どもが卒業すると、そこで関わりが終わってしまう
・特別支援のことを相談できる人が、校内に少ない
どれか1つが当てはまっても、それは先生ひとりの問題ではありません。
そうなりやすい理由の1つは、学校の中の仕事だけで、一日が終わってしまうことです。
授業、記録、保護者の方への連絡、行事の準備。
目の前のことで手いっぱいになるのは、当然だと思います。
もう1つは、学校の外の人と出会う場が、先生の仕事の中に少ないことです。
子どもは、放課後や休みの日、そして卒業したあとも、学校以外の場所で過ごしています。
その時間に関わっている大人がいても、先生からは見えにくいのです。
冒頭に書いた五十嵐さんのように、同じ思いで子どもに関わっている人は、学校の外にもいます。
ひとりで、学校の中だけで抱えなくても大丈夫です。
学校の外にいる「同じ仲間」を、1人知る
最初の一歩として、次の3つの手順を試してみませんか。
- 受け持っている子が、学校の外でどんな大人と関わっているかを知る
- その中の1人と、話す機会を1つ持つ
- 先生自身も、学校の外に同じ思いの仲間を見つけておく
手順1では、たとえば連絡帳や面談で、保護者の方から聞けることがあります。
放課後等デイサービス、習いごと、地域のサークルなど、子どもの居場所は学校のほかにもあります。
聞くときは、こんな言葉が使えます。
「放課後や休みの日は、どんなところで過ごしていますか?」
「おうちや、ほかの場所で、うまくいっていることはありますか?」
学校では見られない姿を知ると、教室での手立てのヒントになることもあります。
手順2の相手としては、放課後等デイサービスの職員さんなどが考えられます。
子どものことを話すときは、保護者の方の了解と、学校のルールが前提です。
管理職の先生や、特別支援教育コーディネーターの先生に相談しながら進めると安心です。
こちらから先に、学校での様子を伝えると、相手も答えやすくなることがあります。
「学校では、こんな場面でがんばっています。そちらではどうですか?」
学校での姿と放課後の姿を合わせると、同じ子どもの別の面が見えてきます。
子どもが卒業したあとのことを考えるときも、そうした方の見方を手がかりにできます。
手順3は、子どものためだけでなく、先生自身のためでもあります。
校内に相談できる人が少なくても、勉強会やコミュニティで、同じ悩みを話せる人に出会えるかもしれません。
オンラインの集まりなら、住んでいる場所を問いません。
学校の外の大人を1人知ることは、卒業したあとも子どもを支えるつながりの、はじまりです。
ぷーたまずは1人から。知っている大人が1人増えるだけで、子どもの見え方が少し変わることがあります。
放送のあとは、北海道産の新そばと天かす丼をいただきました。




ラジオでもお話しした出版記念講演会は、11月29日(日)に千葉県の新浦安で開きます。
学校の中だけで抱えない特別支援を、一緒に考える仲間に出会えたらうれしいです。
申込ページは準備中で、10月25日(日)から受付を始める予定です。
呼んでくださった五十嵐ともこさん、FMウイングのみなさん、聴いてくださったみなさん、ありがとうございました。
あなたの受け持っている子には、学校の外にどんな大人がいるでしょうか。
まずは1人、思い浮かべてみませんか。











