「特別支援学級担任 やめたい」
そう検索して、ここにたどり着いたのだと思います。
「もう限界」「辞めたい」。
そう思う日が続いているのではないでしょうか。
私は22年間、特別支援学級で子どもたちと関わってきました。
そして、休職した経験があります。
だから、こう書きます。
やめることも、休むことも、逃げではありません。
この記事では、続けるための方法も書きます。
でも、「頑張って続けましょう」では終わらせません。
私が一番「もう無理」と思った一年

22年のうち、一番しんどかったのは、暴力のリスクがある子を担任した年です。
毎日、怪我を負わされる可能性がありました。
いつやられるか。
いつ向かってくるか。
いつ襲われるか。
そう思いながら、教室に立っていました。
本当に辛い一年でした。
しかも、守るのは自分だけではありません。
他の子の安全も守りながら、指導をする。
実際に、他の子がその子から怪我を負わされることもありました。
常に神経を張りつめたまま、一日が終わる。それが毎日続きました。
ぷーた先生朝、教室のドアを開ける前に、深呼吸していました。何が起きているか分からないので。
保健室で、泣いて訴えた


ある日、限界がきました。
保健室の先生に、泣いて訴えたのです。
そうしたら、管理職が来てくれました。
話を聞いてくれました。
あのとき我慢しないで言えたことは、本当によかったと思っています。
言わなければ、誰も気づかないままでした。
ただし、正直に書きます


それで解決したわけではありません。
- その子の行動がなくなったわけではない
- 私が安全になったわけでもない
- 他の子が怪我をしなくなったわけでもない
当時の管理職は、正直、保身的な人でした。
だから、全部を言えたわけでもありません。
大きく改善したかと言われると、そうでもなかった。それが現実です。



「相談すれば解決する」とは言えません。でも、言わなかったらもっとしんどかった。それは断言できます。
それでも、その年をやりきれた理由


私が心がけていたことが、2つあります。
- 保護者との関係を、切らない・切らせない
- 保護者のせいにしない
一番大変な子の担任をしていると、保護者を責めたくなる瞬間があります。
でも、そこを言葉にしてしまうと、味方が一人もいなくなります。
そして、もうひとつ。
「3月まで」と、終わりが見えていたことです。
あと何ヶ月。あと何週間。
そう数えられたから、続けられました。
出口のないトンネルは歩けません。
でも、出口の日付が分かっていれば、人は歩けます。
でも私は、そのあと休職しました


ここからが、本当に伝えたいことです。
無理を重ねた結果、私は休職しました。
休職する前の状態は、こうでした。
・眠れない日が、1ヶ月以上続いていた
・疲れているのに、寝られない
・寝ても、すぐ起きてしまう
・体がぼろぼろだった
・いろんなことが気になって、頭が休まらない
それでも働き続けてしまいました。
そこまで無理をして、私は働いてしまったのです。
我慢が長いほど、回復に時間がかかる


これが、一番伝えたいことです。
休職すれば、すぐ元気になると思っていました。
違いました。
休職してからも、しばらく病んだままでした。
回復するまでに、1年かかりました。
しかも、最初の半年は、おかしな状態でした。



「早く治さなくては」と、取り憑かれたようになっていました。休むことすら、頑張ろうとしていたんです。
休むために休職したのに、休めていませんでした。
だから、はっきり書きます。
もっと早く休めばよかった。我慢すればするほど、戻るのに時間がかかります。
追い詰められるというのは、本当に怖いことです。
「辞めたい」と思うほどしんどいなら、それは体からのサインです。
だから提案したい「月に一日、休む」


ここからが、具体的な話です。
限界まで我慢して倒れるより、はるかにいい方法があります。
月に一日でいいので、ゆっくりする日を作ってください。
有給休暇を使って構いません。
土日だけでは、疲れが取れないことがあります。
そういうときは、有給休暇を使ってしまっていいのです。
「さぼり」ではありません。
心身のメンテナンスであり、心を整える時間です。
休んだほうが、子どものためになる


罪悪感が出るのは、よく分かります。
「私が休んだら、子どもが困る」と思うからです。
でも、考えてみてください。
| 先生の選択 | 子どもへの影響 |
|---|---|
| 月に一日休んで、三月まで続ける | 担任が変わらない。関係も指導も続く |
| 休まず働き続けて、途中で倒れる | 担任が途中で交代する。子どもは一から関係を作り直す |
特別支援学級の子どもにとって、担任が変わることの負担は、とても大きいものです。
担任が途中で変わるより、先生が月に一回休むほうが、子どもは伸びます。
これは、休むための言い訳ではありません。
22年やってきて、本気でそう思っています。



「休むこと」を、子どものための仕事のひとつだと考えてください。それくらいでちょうどいいです。
ただし、月一日では足りない段階があります


ここは、はっきり分けます。
下のようなサインが出ているなら、それは「月に一日休む」で立て直せる段階ではありません。
- 眠れない日が続いている
- 朝、起きられない
- 日曜の夕方から涙が出る
- 学校が見えると動悸がする
- 食べられない、体重が落ちた
- 「消えたい」と思うことがある
ひとつでも当てはまるなら、受診してください。それは我慢で乗り切るものではありません。
私はこの段階で、まだ働いていました。
その結果が、1年の回復期間です。
同じ道を通ってほしくありません。
特別支援学級を「やめる」「休む」「異動する」の選び方


やめたいと思ったとき、選択肢は3つあります。
どれも、まっとうな選択です。
| 選択肢 | 向いている状況 | 動き方 |
|---|---|---|
| 休む(有給・病休・休職) | 心身に不調のサインが出ている | まず受診する。診断書があれば話が早い |
| 異動を希望する | 学級や学校の環境が合わない。体は動く | 年度末の校長面談で伝える |
| 特別支援学級担任を外れる | 支援学級の仕事そのものが合わない | 年度末の面談。校内人事の希望として出す |
異動希望の伝え方


そのまま使える形にしておきます。
- 「◯年間経験させていただいたので、次は◯◯を経験したいです」
- 「体調のこともあり、来年度は担当を見直していただきたいです」
- 「通常学級での経験を積み直したいと考えています」
「特別支援学級が嫌です」と言うと、通りにくくなります。
前向きな形にしたほうが、希望は通ります。
体調が理由なら、正直に伝えて構いません。
むしろ、そのほうが配慮されます。
相談できる先


校内で味方が見つからないことは、あなたの落ち度ではありません。
私も、そうでした。
- 校内:養護教諭、特別支援教育コーディネーター、教頭
- 校外:教育委員会の特別支援教育担当
- 教職員組合・互助組合の相談窓口
- 共済のカウンセリング窓口(無料のことが多いです)
- かかりつけ医、心療内科
- 都道府県の教職員相談窓口
私が最初に話せたのは、保健室の先生でした。
管理職ではありませんでした。
話す相手は、偉い人でなくていいのです。話を聞いてくれる人であれば、それでいい。
特別支援学級担任「やめたい」ときのQA


特別支援学級担任をやめたいと思ったときのまとめ


特別支援学級担任をやめたいと思ったとき
- 我慢しないで、話せる人に言う(偉い人でなくていい)
- 月に一日、有給を使って休む日を作る
- 不調のサインが出ているなら、受診する
- やめる・休む・異動する。どれも、まっとうな選択肢
私は無理をして、回復に1年かかりました。
もっと早く休めばよかった。これだけは、本気で伝えたいです。
あなたが元気でいることが、子どもにとって一番の支援になります。














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