この言葉、聞いたことがありますか。
わが子が特別支援学級に通っているだけで
そんな言葉を向けられてしまうことがある。
傷つきますよね。
「どう答えたらいいんだろう」
「うちの子が悪いことをしているみたい…」
今日は、そんな気持ちを抱えているあなたに
伝えたいことがあります。
「ずるい」の一言が、こんなにも刺さる理由

子どもが帰ってきて、こう言った日。
「今日、〇〇くんに『ずるい』って言われた」
胸がギュッとなりますよね。
「なんと答えてあげたらいいんだろう」
「学校に相談したほうがいい?」
「うちの子、傷ついてないかな…」
頭の中をいろんな言葉がぐるぐるして
夜も眠れなかった、という保護者の方も
きっと少なくないと思います。
あなたが感じた痛さ、ぜんぶ正しい。
「ずるい」の一言は
小さいようで、深く刺さります。
それはなぜかというと、
「ずるい」という言葉の奥に
自分がずっと抱えてきた不安が重なるから。
- 「特別」と言われることへの複雑な気持ち
- 「支援学級に入れてよかったのか」という迷い
- 「普通じゃない」と言われているような感覚
だから辛いんです。
あなたが弱いんじゃない。当たり前なんです。
こんなふうに変われる

でも、この記事を読み終わったあなたは
きっと少し、楽になると思います。
「ずるい」と言われても
胸を張って、自分の言葉で答えられるようになる。
そして、わが子が毎日頑張っていることを
誇りに思えるようになる。
そのためのヒントをお伝えします。
「ずるい」と言う子も、悪い子じゃない

少し視点を変えてみましょう。
「ずるい」と言った子どもは、支援学級の子を傷つけたかったわけではありません。
子どもの「ずるい」は多くの場合、
「自分も認めてほしい」
「なんで違うの?」
という疑問や羨望から来ています。
私が特別支援学級の担任をしていたとき
こんな場面がありました。
廊下を歩いていた1年生が
教室をのぞきながら言ったんです。
「いいなー。どうやったらこのクラスに入れるの?」
ずるいどころか、うらやましいと感じていた。
それを聞いたとき、私は思いました。
「この教室の子たちは、本当にすごいことをしているんだ」と。
保護者に伝えてきた、ある言葉

「ずるいって言われたとき、なんと答えたらいいですか」
22年間の担任生活の中で、何度も相談を受けました。
そのたびに、私が伝えてきた言葉があります。
「このクラスの子たちはね、みんなが一度で学ぶことを、何度も何度も繰り返して頑張ってるんだよ」
この言葉を聞いて、泣いてしまった保護者の方がいました。
「ずるいんじゃない。むしろすごいんだ」そう気づいた瞬間でした。
あなたのお子さんは、何度も何度も繰り返して諦めずに学んでいます。
それは、すごいことです。
「ずるい」と言われたとき、こう答えてみてください

では実際に、どう答えたらいいか。
子どもが「ずるいって言われた」と報告してきたとき
まずはこう聞いてあげてください。
❌ 「気にしなくていいよ」
✔ 「そっか。それ聞いてどんな気持ちだった?」
まず気持ちを受け止める。これが最初のステップです。
その上で、こんな言葉を伝えてあげてください。
「あなたはね、みんなが一回でやることを、何回も練習してるんだよ。それって、すごいことなんだよ」
「ずるい」を否定するのではなく、わが子の努力を肯定する言葉にする。
これだけで、子どもの受け取り方がまったく変わります。
「なんで特別扱いなの?」と保護者に言われたら

子ども同士だけでなく、他の保護者から直接言われることもあるかもしれません。
そのときは、こう伝えてみてください。
「うちの子は、自分に合ったペースと方法で学んでいます。同じゴールに向かって、毎日頑張っています」
難しいことを言わなくていい。
「うちの子はうちの子なりに、ちゃんとやってる」
その事実を、静かに、堂々と伝えるだけでいい。
それ以上の説明は、しなくていいんです。
「ずるい」と感じさせる社会を、少しずつ変えていく

「ずるい」という言葉が出てくる背景には
特別支援教育への理解不足があります。
でも、それを責めることはしなくていい。
あなたが今日、わが子のために
情報を集めて、考えていること。
それが、少しずつ周りの理解を変えていく力になります。
「うちの子を正しく見てほしい」
その気持ちを持ち続けていることが
すでに大きな力です。
特別支援学級「ずるい」のQA(保護者向け)

- 子どもが「ずるいって言われた」と泣いて帰ってきました。
-
まず「そっか、悲しかったね」と気持ちを受け止めてください。その後「あなたは何倍も頑張ってるんだよ」と伝えると、子どもは少し楽になります。担任にも状況を共有しておくと安心です。
- 「ずるい」と言われるたびに、支援学級に入れたことを後悔してしまいます。
-
その気持ち、とても自然です。でも支援学級は、わが子に合った環境で学べる大切な場所。「ずるい」と言う子も、まだ意味が分かっていないだけです。選んだことへの誇りを、少しずつ育てていけると良いですね。
- 保護者から「なんで特別扱いなの?」と直接言われました。
-
「うちの子は自分に合った方法で学んでいます」とシンプルに伝えるだけで大丈夫です。それ以上踏み込んできた場合は、担任や管理職に相談してみてください。
- 子どもが「自分は変なの?」と言い始めました。
-
「変じゃないよ」より「あなたは〇〇が得意だよ」と具体的な長所を伝えてあげてください。自己肯定感は、否定を消すことより、良さを積み重ねることで育ちます。
- 「ずるい」と言ってきた子の保護者に謝罪を求めるべきですか?
-
基本的には担任に相談して対応を一緒に考えることをおすすめします。保護者同士が直接動くと、感情的になりやすいことがあります。まずは学校を通じて動くのが安心です。
特別支援学級はずるい?通常学級との違いと、支援が必要な理由のまとめ

「ずるい」と言われるのは
あなたのせいじゃない。
わが子のせいでもない。
ただ、まだ知らない人が多いだけ。
何度も繰り返して、諦めずに学ぶ。
それがどれだけ大変で、どれだけ尊いことか。
あなたは知っています。
わが子のそばで、ずっと見てきたから。
その誇りを、どうか忘れないでください。

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