「この子の将来、大丈夫だろうか…」
保護者からも、先生からも、
何度も聞いてきた言葉です。
特別支援学級で22年間、
子どもたちと関わってきた私が
ずっと大切にしてきた考え方をお伝えします。
特別支援学級のゴールは「学校の中」だけじゃない

離席。
癇癪。
学力差。
保護者対応。
毎日が“教科書通りにはいかない”現場です。
でも、ふと立ち止まって考えてほしいのです。
支援のゴール、どこに置いていますか?
「静かに座れること」
「指示を聞けること」
「トラブルを減らすこと」
もちろん、大切です。
でも、それだけでは足りないと、
私は22年の現場経験から強く感じています。
なぜなら、
子どもたちはいつか社会へ出ていくから。
障害があっても「社会とつながる」可能性を諦めない

私が本当に伝えたい特別支援学級の目標は、
「社会の中で、自分らしく生きること」です。
たとえば、
・誰かと関わる
・役割を持つ
・働く
・感謝される
・自分で得たお金で好きなことを楽しむ
一般就労だけが正解ではありません。
でも、
「社会とつながる可能性」は、
どの子にもあると思っています。
「できないこと」だけ見ていると、大切なものを見逃す

特別支援では、どうしても
・苦手
・課題
・問題行動
に目が向きやすい。
でも私は、
「その子が、社会の中でどう活きるか」
を見たいと思っています。
・好きなこと
・得意なこと
・続けられること
・安心できる環境
・人との関わり方
これを育てていくことが、
“社会につながる支援”だと思っています。
先生が潰れる教育を続けてほしくない

もう一つ、強く思っていることがあります。
私は教員時代、メニエール病になりました。
頑張りすぎて、
抱え込みすぎて、
自分を後回しにしていました。
特別支援の先生は、本当に優しい人が多い。
でも優しい先生ほど、
・一人で抱え込む
・断れない
・無理をし続ける
ことがあります。
子ども支援と同じくらい、
先生自身を守ることも大切です。
大学や研修では教えてくれない「現場の特別支援」

大学や教育委員会の研修では、
理論・制度・障害特性は学べます。
でも現場では、
・離席したらどうする?
・癇癪が始まったら?
・他学年を見ながらどう回す?
・保護者にどう伝える?
「明日困ること」が次々と起きます。
✔ 明日から使えること
✔ 子どもが落ち着くこと
✔ 先生が続けられること
✔ 社会につながること
これが、現場で本当に必要なことだと
思っています。
特別支援教育で本当に大切なのは「社会につながる力」だと思う理由のQA(保護者向け)

- 特別支援学級では、将来どんな生活を
目指しているのですか? -
一人ひとりのペースで
「社会の中で自分らしく生きること」を
目標にしています。就労形態はさまざまですが、
誰かと関わり、役割を持てる環境を
一緒に育てていきます。 - 「できないこと」ばかりに注目されている気がして不安です。
-
ご心配はよく分かります。
得意なこと・好きなことを育てながら、
社会とつながる力を伸ばすことを
大切にしています。気になることは遠慮なく担任に
伝えてください。 - 普通学級への転籍は目標にすべきですか?
-
転籍はゴールではなく、
その子に合った環境を選ぶことが
大切です。今の環境でどれだけ力を伸ばせるかを
一緒に考えましょう。
特別支援教育で本当に大切なのは「社会につながる力」だと思う理由のQA(担任向け)

- 特別支援学級の「目標設定」で大切にすることは何ですか?
-
「学校の中でできること」だけでなく、「社会に出てから活きる力」を
意識した目標を立てることです。得意や好きを起点にすると、
子どもも動きやすくなります。 - 保護者に将来の見通しをどう伝えればいいですか?
-
「今すぐ答えは出ない」と
正直に伝えた上で、
「一緒に考えていきましょう」
という姿勢を見せることが
信頼につながります。 - 忙しくて「社会とつながる支援」まで考える余裕がありません。
-
まず先生自身が
無理なく続けられることが最優先です。日常の中で「この子が得意なこと」を
一つ見つけるだけでも、
十分なスタートになります。
通信制高校・不登校支援のご担当者様へのQA

- 通信制高校でも、特別支援の考え方は活かせますか?
-
はい、十分に活かせます。
通信制高校には、
発達障害や不登校経験を持つ生徒が
多く在籍しています。「できないことを減らす」ではなく
「その子が社会でどう活きるか」を
起点にした関わり方は、
通信制・定時制・支援学校など、
あらゆる場面で応用できます。 - 不登校支援のスタッフに、特別支援の知識は必要ですか?
-
必須ではありませんが、
知っておくと支援の幅が
大きく広がります。不登校の背景に発達特性が関わっている
ケースは少なくありません。「なぜこの子は動けないのか」を
理解する視点として、
特別支援の考え方はとても役立ちます。 - スタッフ向けに研修をお願いすることはできますか?
-
はい、対応しております。
通信制高校、フリースクール、
不登校支援施設のスタッフ向けに、
現場で使える支援の考え方を
お伝えする研修・講座を
ご用意しています。まずはお気軽にご相談ください。
- 子どもへの関わり方に自信が持てないスタッフが多いのですが…
-
それは多くの現場で共通のお悩みです。「正解が分からない」
「どこまで関わればいいか分からない」
という不安は、
知識と視点が整うと大きく変わります。一人ひとりのスタッフが
自分らしく関われるよう、
サポートします。 - 講座や研修の費用・形式を知りたいのですが。
-
オンライン・対面どちらにも
対応しています。内容・人数・ご予算に応じて
ご相談できますので、
まずは公式LINEまたは
お問い合わせフォームから
ご連絡ください。
特別支援教育で本当に大切なのは「社会につながる力」だと思う理由のまとめ

特別支援学級の目標は、
「学校の中でうまくやること」だけじゃない。
社会とつながり、
自分らしく生きる可能性を、
最初から諦めないこと。
そして先生も、一人で全部背負わなくていい。
まずは、
今日関わる子どもの「好きなこと」を
一つ見つけてみてください。





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