小学校特別支援学級担任歴20年のぷーたです。特別支援コーディネーターの時に「読むこと」「書くこと」についての課題があり、その課題に対して保護者の方へ「ビジョントレーニングをしてはどうですか」と提案してきました。
ビジョントレーニングをおすすめしていますが、本当に効果があるのか気になりますよね。毎日毎日トレーニングをしてるのに、「何も変わらなかった」となっては、努力が無駄になってしまい残念です。
そこでこの記事では「ビジョントレーニングとその効果」について解説していきます。「見る力を改善したい」「ビジョントレーニングをしたいけど本当に効果あるの?」「ビジョントレーニングが気になっている」という方は、ぜひ最後までお読みください。
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【ビジョントレーニングを行う前に】
北出先生の著書「学ぶことが大好きになるビジョントレーニング」
・眼科を受診して視力の問題や眼の病気がないかどうか調べてください。
・もし、遠視、近視、乱視などがあり、メガネなどで矯正する必要があれば、矯正を行ってからトレーニングを始めてください。
・進行中の眼の病気などがあり、眼を動かすと危険などということがなければ、視覚機能のトレーニングは、大体において可能です。
ビジョントレーニングをすると効果はあるの?
トレーニングをすると「見る力が伸びる」「見えやすくなる」「勉強や運動に取り組める」「自信が育つ」などいいことずくめです。
私の学級でも
・音読の宿題をやらない子供が「音読が苦手だったけど、やればできるのがわかった」と自分から宿題をするようになった。
・黒板を写さない子供が書くようになり「書くのが嫌じゃなくなった」とノートを見せてくれた。
・全く授業に参加しなかった子供が「オレ勉強得意」と自信をつけた。
など、日々の指導とビジョントレーニングの積み重ねで、良い方向に進んでいるのを感じます。ぜひ、特別支援学級の先生におすすめしたいです。もちろん、トレーニングをするだけではなく、たくさん誉めたり、楽しいと思わせる工夫は大事です。
こちらの動画を活用した授業なら、準備時間が要らずにすぐに授業ができます。毎朝、朝の会や体操の後に5〜10分でできます。
効果はいつから出るの?
こんなに素晴らしい効果が出る「ビジョントレーニング」やってみたいですよね。その効果はいつから出るのでしょうか。
1日10~20分行うのが理想であるが、最低でも2~3分くらいから行ってみましょう。毎日行うほうが改善効果は上がる上がるようです。
早い人で3ヵ月くらいで改善効果が出てきます。定着するまで半年から1年くらいはトレーニングを続けましょう。
北出先生の著書『学ぶことが大好きになるビジョントレーニング』
私の体感としても、毎日朝の会や自立活動の時間を使って続け、効果が感じられるのは半年から1年くらいです。「気づいたら最近ノートのマスや罫線から文字がはみ出さなくなった」「投げたボールが取れるようになった」という感じで、忘れた頃に効果が感じられるようです。とにかくコツコツと続けていきましょう。
あの有名アスリートやスポーツ選手もやってるビジョントレーニング

動体視力という言葉を聞いたことはありますか。スーパースターのイチロー選手が引退したのは、動体視力の衰えと老眼が原因とも言われています。それくらい、「見る力」というのはアスリート達にとって大事なことなんですね。動体視力もビジョントレーニングで上がると言われています。
最近では村田諒太選手(WBA世界ミドル級チャンピオン)が、ビジョントレーニングを取り入れていることで話題になっています。
目のトレーニング+メディテーション(瞑想効果)なんて、まさに一石二鳥ですね。
中高年の方の運動機能を維持するためのビジョントレーニング

最近老眼が進んでるのか「見えにくい」とか「視界がぼやける」といったことはありませんか。私はかなりあります。
動体視力などの見る力は、残念ながら加齢とともに衰えていきます。40代で急激に衰えるので、「視力が落ちたのかな」と思う人も多いでしょう。でも「視力はいいのに見えにくい」「つまずいたり転んだりすることが増えてきた」「運転が不安」という方、実は中高年にもビジョントレーニングはおすすめなんです。読書の時間が速くなることもあるようです。
やり方は子供と一緒ですが、そこは大人なので、理論が理解できるためモチベーションも続くでしょうし、効果も感じやすいと思います。こちらでご紹介した「無料のアプリ」は私も使っています。楽しいので、やりすぎ注意ですが。
もちろん子供も

発達障害が心配な子供はもちろんですが、以下のような子供にもおすすめです。
「打席でホームランを打てる野球選手を目指したい」
「卓球でオリンピックに出たい」
「プロスポーツ選手になりたい」
おすすめ書籍や無料アプリ、プリントも紹介してます。
まとめ

子供から大人まで、幅広く取り入れたいビジョントレーニング。あなたも今日からやってみませんか。
これまで抱えていた「見ることの不安」をなくすことで、「仕事が成功」したり、プライベートで「快適なドライブ」や「スポーツを楽しんだり」と、豊かな生活を送りましょう。
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