断食道場と聞くと、「お寺で修行」のイメージでしょうか?
現代の断食道場は、専門家の指導のもと一定期間の断食を行うホテル型の宿泊施設です。ダイエットをしたい方に限らず、疲れやストレスを感じている方にもおすすめです。
私は教員時代、年にだいたい2回夏休みと冬休みに2泊から1週間ずつ行っていました。
何度もリピートしているのですが、この記事では初めての断食体験と2022年の体験をお伝えします。
この記事はこんな人におすすめです。
・断食道場に行ってみたい
・断食しようとしたけど挫折した
・身も心も疲れている
伊豆高原の断食道場「やすらぎの里」とは
養生リトリートやすらぎの里は、伊豆高原にある断食リトリート施設です。心身をリセットするための断食や食養生、散歩やヨガなどの運動、自然環境などを柱に据えています。
朝の散歩コースでは、森林浴しながらこんな感じの海のそばを歩きます。
断食は、乱れた食生活によって疲れた内臓を休ませて、身体を正常なリズムに戻すことを目的としています。断食の期間は半日から数日間が多いですが、医師の指導のもと数週間行うこともあります。
やすらぎの里は、特定の宗教や宗教団体との関係はなく、思想・信条も含めてスタッフから強要することはありません。
地元の神社にドライブで行きますが、もちろんお参りやお賽銭はしてもしなくても大丈夫です。
断食の効果
精神科医で作家の樺沢紫苑先生の動画「断食のスゴい効果10選」の動画を見れば断食したくなる!
3館あります
3館の特徴は次のとおりです。
本館は、生活習慣の見直しや健康的なダイエットが目的。
養生館は、脳疲労を解消し心身のリフレッシュしたい。
高原館は、週末の滞在で心身をリセットしたい。
3店舗ともヨガや呼吸法などのプログラムがついています。また、いつも清潔な館内には天然温泉や露天風呂があり、
気持ちのいい充実した毎日が過ごせます。
教員は休みが分かるのがギリギリなので、「どこでも泊まれればいいや」と思っていましたが、3館経験して思うのは、
✅養生館は毎朝太陽礼拝のヨガと30分から1時間のトレイルウォークがあるので、体力が必要。
✅本館は大沢先生がヨガを教えてくれるし散歩も一緒。
✅高原館は短い期間しか休めない人向き。
その他の共通の特徴は
・伊豆高原の温泉に入れる。
・露天風呂や岩盤浴やサウナがある(本館と高原館は岩盤浴、養生館はサウナ)
・各館からのテラスや中庭の景色が素敵。
・食事は薄味で健康的な旬で地の食材を使用
・駅からバスで送迎あり
どんな人が来てる?
女性一人が圧倒的に多いです。次に多いのは友人や親子、夫婦2人組、男性一人もたまに見かけます。
健康への意識が高い人が集まっているので、雑談も楽しいです。
北は北海道、南は九州まで、海外からの方(日本人)もいました。
養生館での初の1週間断食体験(2018年冬)
夏休みに2泊3日の断食経験はありましたが、1週間はまだなく、果たして耐えられるのか・・・という不安でいっぱいでした。
2018年12月末から、同期の友人と一緒に私の車で養生館1週間コース。この時は前泊して、DHC赤沢温泉ホテルへ。宿の予約は楽天トラベルでしました。楽天トラベルはその場ですぐに予約が取れるので便利です!さらに楽天ポイントも貯まります!!
やすらぎの宿に泊まる当日は断食コースの場合
「断食してきてください」
と言われます。赤沢温泉ホテルでは、最後の晩餐・・・ではなくさっぱりと雑炊をいただきました。
ちなみに前日のお昼は普通に食べられるので、伊東の海が見えるドライブインで海鮮丼を・・・。せっかく伊豆に来たのだから、海のものを食べたいですよね。こちらが最後のランチです。
1日目
お昼過ぎまで赤沢温泉のスパやロビーでのんびり過ごし、「いざ!『やすらぎの里養生館』」へ。
伊豆浮島温泉郷という別荘地の中にある1軒屋です。駐車場もありますが、伊豆高原の駅から送迎バスも出ています。(要予約)
着いたらお部屋に通され、一休みしたのち、養生館の館長と面談します。館長はイケメン先生。
食事は具なしの味噌汁とか具なしのスープとか。ハブ茶やハーブティー、アルカリイオン水などは飲み放題です。
夜は温泉に入って、館長の安眠のヨガでおやすみなさい。
2日目
みんなで朝ヨガ→トレイルウォークへ。
先頭の館長があっという間に見えなくなり、走ってるって感じです。館長のペースなら30分。私は1時間。
宿に戻り朝風呂。養生館は屋上に露天風呂があるのが最高です!
そして、気分転換に伊豆シャボテン公園へ。
ここでは、人間は震えながらカピパラが温泉に入っているところを見物します。
ほのぼのします。ほら、もう何も考えたくないですよね。カピパラが各国の総理大臣や首相の部屋にいたら、世界は平和になると思うのですがいかがですか。
3日目
お腹が空いてフラフラしますが、
みんなで朝ヨガ→トレイルウォークは、私としては決定事項なので行きます。ただ体調を崩してしまう人もいたり、頭痛やだるさが出ることもあるので無理はしないように。私は毎回遅いため一人で歩いているおかげで、リスに会えました!リスは大人数だと出てこないんですよね。
頭痛が出るのは
断食の影響で低血糖になるため頭痛が起きると言われています。そのためやすらぎの里では、生姜湯を飲んでも良いことになっていて、私の場合は夜寝る前に薄めた生姜湯を飲んでおくと、朝起きた時の頭痛が改善されるような気がしました。普段甘いものを摂りすぎていたり、コーヒーをよく飲む人は低血糖になりやすいそうです。
4日目
断食中は難しいことは考えず、のんびり漫画を読んでることが多かったのですが、「俺物語」が面白すぎて一人でゲラゲラ笑っていました。途中までしか読めなかったので続きはブックオフで中古本を買って読みました。さらに、映画で鈴木亮平が出ていると知り、それも見に行きました。
今ならお試し無料Huluで「俺物語」も!
5日目
徐々に食事が液体から固形物に!
人によっていろいろですが、食べない時期よりも食べ始めの時期の方が辛かったです。夜中ずっとお腹がなっていました。
回復食
断食から普通食に戻る間の食事を回復食と言います。一般的に自宅で断食をすると、回復食を食べずに一気に普通食に戻してしまうことで断食が失敗してしまうことが多いです。成功の秘訣は回復期の回復食です!
6日目
明日で終了です!ここまでよく頑張りました!!
最後の夕食はご馳走です。といってもカロリーは低いので安心して食べられます。
代表の大沢先生の奥様はじめ、やすらぎの里スタッフの皆さんが作ってくれたお料理。
優しいお味のコーヒーにデザートまでついてきます。
7日目
この日もいつもの、みんなで朝ヨガ→トレイルウォークへ。
そして待ちに待った朝ごはん♪
なんと洋食です!しかもパンとサラダのおかわりができます。まぁ、そんなに食べられませんが。(2018年当時)
養生館での初の1週間断食体験(2018年冬)の結果
脳疲労が取れてスッキリしました。体重はおよそ3キロ減。痩せることが目的というより、ゆっくり自分の身体(内臓も)休めたい思いだったので成功と言えましょう!
帰りに小田原で美味しいお蕎麦を食べてしまいました。
「やすらぎの里のような食生活を続けたい」と思いつつ、難しいですね。ただ、この爽快感は忘れられず半年おきにリピートしています。
本館での1週間お食事コース(2022年冬)
体調がいまいちな時に行ったので、この時は断食はせずにお食事コースにしました。
小田原で前泊したのですが、夕飯は普通に「牡蠣釜飯」をいただきました。
代表の大沢先生とは?
やすらぎの里3館の代表で、書籍も出されています。大沢先生の朝ヨガFacebook日記
暖かく見守ってくださるお父さんのような存在。といってもそんなに歳は変わりませんが・・。
大沢先生のSNSどちらかに登録しておくと朝ヨガ、夜ヨガの動画が見られます。
Facebookfacebook.com/yasuragi.osawa
Instagraminstagram.com/yasuraginosato.osawa
コロナ禍では、朝のヨガ配信ありがとうございました。
1日目
本館なので代表の大沢先生が一人一人と面談してくれます。体重や体脂肪を測り夕食前の散歩をしたら、夕食です。
夕食後は入所説明会があり、大沢先生から「やすらぎの里なのでストレスなく無理せずに過ごしてほしい」とのお話があります。断食中は頭痛やめまいがおこしやすいので注意事項も。
夜はトレーニングルームで安眠のヨガもあります。温泉は露天風呂付きで、貸切風呂や岩盤浴もあり、予約して入れます。
2日目
朝6時半からトレーニングルームで朝ヨガと瞑想。
その後バス移動して川沿いの道を散歩し、海へ。
帰ったら一息ついて朝ごはん。やすらぎの里では、基本的に朝食10:00、夕食18:00なんです。
昼間は施術(マッサージやアロマオイルマッサージ、カッピング)を受けたり、観光したり仕事したり、自由に過ごします。館内はフリーWi-Fiがあり、パソコン作業してる人も結構いました。
3日目
3日目は午後から近くをバスでドライブします。もちろん自由参加です。
養生館でご褒美のアップルティーをいただきました。
サスペンスドラマのような風景と吊り橋が魅力の「城ヶ崎海岸」へ。吊り橋って揺れるから苦手です。
4日目
朝の散歩は「池の里山」です。四季を通じ100種以上の野花を楽しめる小さなガーデン。
天気がいいので大室山へ。リフトで登ると海が見えます。1周15分のコースをせっかくなので2周しました。
5日目
朝の散歩は一碧湖。「伊豆の瞳」と呼ばれ、周囲4kmのひょうたん型の景観の美しい湖。 10万年前の大室山の水蒸気爆発によって出来た湖です。途中景色の良いところで深呼吸して瞑想。
6日目
宿泊も終わりが見えてきました。
6日目はあったかうどんです。
最後の夕食は豪華会席料理です。
低カロリーで美味しくいただきました。食べるのに夢中で写真少なめです。ごめんなさい😓
7日目
最終日は荷物をまとめて帰りの支度をします。やすらぎの里の御用達八百屋さんが売りに来てくれ買い物する人たちで賑やか。
最後の朝ごはんは、伊豆特産「味の干物定食」です。真ん中にある三角のものはやすらぎの里特製「おかゆぱん」もちもちしてて美味しいですよ。
最後はやすらぎの里のスタッフさんのお見送りを受けて帰ります。
これから通常の生活に戻りますが、ここで過ごした生活習慣を忘れないように過ごしていきたいです。
本館での1週間お食事コース(2022年冬)の結果
しっかり食べて体重は2キロ減。断食していないため活動が普通にできました。
体調も良くなって、友人もでき、翌年またやすらぎの里で会うこととなるのです。
リトリートプラン(1泊2日)
やすらぎの里では、1泊2日でいろいろな体験ができるリトリート合宿があります。この2日間は断食はなし。おいしいやすらぎの養生食をいただきます。
30代からの終活って!?
2023年5月に1泊2日で、赤川直美さんのリトリート合宿がありました。赤川さんはご自身も介護の真っ只中。エンディングノートに必要な項目、誰に託すか、今から取り組めることなどを教えていただきました。
このリトリートを受けて、これからどう生きるかを深く考えさせられました。
赤川さんは、終活の啓蒙に取り組むエンディングノート普及協会の理事長です。終活は終わりの活動ではないという思いから、SNSでの情報発信を精力的に行っています。
赤川さんは、2013年にエンディングノート普及協会、2014年に日本終活サポート協会を設立しました。2017年にNPO法人化し、理事長に就任しています。
ゆるみの専門家って?
「ゆるめ屋・日比響子さん」がやすらぎの里で、深いゆるみを体感する1泊2日のリトリートを教えてくれます。柔らかいボールを使って、深くゆるむ体験。これは新感覚!一度行くと病みつきです。日ごろの疲れをゆるませて伊豆温泉に流していきましょう。
これは絶対リピートしたいと思いました。
京町家の隠れ家スタジオ「sutudio hi_bi」を主宰
2018年1月11日より東京・下北沢の静かな住宅街の一角にあるデザイナーズマンションにスタジオをOPEN、3年と少しの活動を経て2021年4月に京都へ移住。
京都市内にある築年数不詳の京町家をリノベーションした、こじんまりとした平家一戸建てを借り受け、新たなスタートを切りました。2020年3月よりamical®をベースにしたオリジナルメソッド“hi_biゆるケア”を軸に、
ameblo https://profile.ameba.jp/ameba/watahibi
カラダとココロをゆるめて本来の自分を取り戻すお手伝いをする”ゆるめ屋”として活動。
伊豆高原の養生リトリート「やすらぎの里でファスティング体験」のまとめ
最初は「断食なんて無理!」と思っていましたが、「ここに行けばできる、できた」という達成感と脳疲労が取れたスッキリ感に病みつきです。あなたも疲れた心身を癒しに行ってみませんか?
公式からのお知らせ
心と体をリフレッシュしたら、仕事も頑張れますね。
あなたも特別支援学級の担任向けコーチングで、仕事でもスッキリしませんか。
ぷーたのX (Twitter):https://twitter.com/aki2000oakp
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