「またタブレットを叩いてる…」
そんな場面、ありませんか?
学校から持ち帰るタブレット。
子どもが大切に扱えるか、毎日ドキドキしながら渡している保護者は多いです。
特に、癇癪が出やすいお子さんを持つ場合は、「今日は壊さなかったかな」と、帰宅するたびに確認してしまう。
そんな不安、一人で抱えていませんか?
タブレットが心配で、渡すたびに緊張していませんか

学校から配られたタブレット。
使わせないわけにはいかないけれど、正直不安ですよね。
- 叩いてしまったら?
- 画面が割れたら?
- 壊れたらどうなるの?
癇癪が出やすいお子さんの場合、イライラしたときに物に当たってしまうことがあります。
でも、渡す前のひと手間で変わります。
こんなふうに変われます

最初にしっかり約束をした子は、こんなふうに変わっていきます。
- タブレットを「大事なもの」として意識できるようになる
- 持ち帰りのときも、丁寧に扱えるようになる
- イライラしたとき、物ではなく言葉で表現しようとする
急には変わりません。
でも、最初の「伝え方」が土台になります。
「ルールを決めた」だけでは足りない理由

そう伝えるだけでは、子どもには伝わりにくいです。
なぜか。
「なぜ大切にしないといけないのか」が分かっていないからです。
発達が気になるお子さんは特に、「大切にする」という抽象的な言葉だけでは行動に結びつきにくいことがあります。
「叱られるから大事にする」では、叱られない場面でまた同じことが起きます。
必要なのは、理由と結果を、具体的に伝えることです。
あなたのせいじゃない。ただ、「伝え方」が違っただけ

癇癪が出やすいお子さんは、感情のコントロールがまだ発達の途中にあります。
怒りたくて怒っているわけじゃない。
物を叩きたくて叩いているわけじゃない。
感情があふれて、体が先に動いてしまうんです。
だからこそ、感情が落ち着いているときにしっかり約束をしておくことが大切です。
興奮しているときに伝えても、頭に入りません。
タイミングと伝え方を変えるだけで、子どもの受け取り方はまったく違ってきます。
渡す前に伝える「3つの約束」

私が学級で子ども達に伝えているのは、この3つです。
①「これは税金で買ってもらったもの」と伝える
タブレットは、学校が買ったものです。
正確には、国や市区町村の税金で買われています。
子どもにこう伝えてみてください。
「このタブレットはね、お父さんとお母さんも税金を払って、みんなで買ったものなんだよ」
「みんなのもの」という感覚が、物を大切にする気持ちにつながります。
②「わざと壊したら弁償」を具体的に伝える
優しく言うだけでは伝わりにくい子には、結果を具体的に伝えることが大切です。
「もし壊してしまったら、修理や買い替えのお金を払わないといけない。お小遣いじゃ絶対に払えない金額なんだよ」
金額を実際に見せたり、家電量販店に行って実際のタブレットを見せたりするのも効果的です。
私がかつて相談を受けた保護者の方に、「渡す前に、タブレットがいくらするか一緒に調べてみては」とお伝えしたことがあります。
お子さんと一緒に検索したところ、
「え、こんなに高いの!」
と驚いた様子で、それからタブレットの扱いがガラッと変わったそうです。
大人が「大切にしなさい」と言うより、子ども自身が「大切にしよう」と思えるかどうか。
ここが変わると、行動が変わります。
③ 持ち帰りのルーティンを決める
ランドセルのどこに入れるか。
家に帰ったらどこに置くか。
場所と手順をあらかじめ決めておくと、習慣になっていきます。
発達が気になるお子さんは、「なんとなく」では動きにくいことがあります。
「ここに入れる」「ここに置く」と決めると、体が自然に動くようになります。
- ランドセルの専用ポケットに入れる
- 帰ったらすぐ充電スタンドに置く
このルーティンを作るだけで、「どこに置いたか分からない」「床に放置」が減っていきます。

子どものタブレット制限のQA

- 癇癪でタブレットを叩いてしまいました。どうすればいいですか?
-
まず子どもが落ち着いてから話しましょう。興奮しているときに叱っても伝わりにくいです。落ち着いたタイミングで「なぜいけないか」を具体的に話してみてください。
- 約束をしたのに、また乱暴に扱っています。どうすれば変わりますか?
-
一度の約束で変わる子は少ないです。繰り返し伝えること、「できたとき」にしっかり認めることが大切です。「今日は大事に使えたね」の一言が積み重なっていきます。
- タブレットを壊してしまったら、本当に弁償しないといけませんか?
-
故意ではない場合は基本的に弁償不要ですが、学校によって対応が異なります。心配な場合は担任に確認してみてください。
- 何度言っても雑に扱います。持ち帰りをやめた方がいいですか?
-
いったん学校で管理してもらうことを担任に相談するのも一つの方法です。「少しずつ練習する」という形で段階的に慣れさせていく方法もあります。担任と連携して決めていきましょう。
子どものタブレット制限のまとめ

タブレットを大切にできるかどうかは、子どもの「気持ち」次第です。
「壊してはいけない」ではなく、「大切にしたい」と思える体験を渡す前に作ってあげてください。
そのための最初の一歩が、今日お伝えした3つの約束です。
まずは一つだけ、試してみてください。


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