発達障害の子の中学校選び|見学で見る5つのポイント

発達障害の子の中学校選びで見学のときに見る5つの視点

「そろそろ、中学のこと考えないと」

そう思いながら、何から手をつければいいのか分からない。

そんな方は、とても多いです。

ぷーた先生

公立か、私立か。支援学級か、普通級か。そもそも、いつから動けばいいのか——考えることが多すぎますよね。

この記事では、中学校選びで見学のときに見ておきたい5つのポイントをまとめます。

最後に、意外と見落とされがちな「災害のときどうするか」という視点にも触れます。

目次

まず、知っておきたい3つのこと

中学校を決める前にまず見るという考え方

学校を選ぶ前に、土台になる3つのことをお伝えします。

ここが分かると、動き出しやすくなります。

小学校がいちばん長い。中学からは、あっという間

小学校がいちばん長い。中学からは、あっという間

お子さんを送り出したお母さんたちが、口をそろえて言うことがあります。

「気づいたら中学生で、気づいたら高校生でした」と。

小学校は6年。中学は3年、高校も3年です。

いちばん長い小学校が終わったあとは、驚くほど速く進んでいきます。

あわてる必要はありませんが、「まだ先」と思っているうちに来てしまいます。

「決める」前に、「見る」

「決める」前に、「見る」

いきなり結論を出そうとしなくて大丈夫です。車を買うときのことを思い出してください。

1台目で即決する人は、そう多くないですよね。何台か見て、乗り比べて、それでやっと決まる。

学校も同じです。まず何校か見る。比べる。それから決める。

見ないまま迷い続けるより、1校見に行くほうが、ずっと前に進みます。

「正解の学校」ではなく「この子に合う学校」

「正解の学校」ではなく「この子に合う学校」

評判のいい学校が、その子に合うとは限りません。大事なのは、この3つです。

  • その子が、毎日通えるか
  • その子が、安心して過ごせるか
  • 困ったときに、助けてもらえるか

主語は「その子」です。一般的な良し悪しではなく、目の前の我が子で考えていきましょう。

中学校選びで、見学のときに見る5つのポイント

中学校の見学で見ておきたい5つの視点

ここから具体的に。見学の予約をしたら、この5つを見てきてください。

①学校の規模

生徒数が多い学校は、にぎやかで刺激も多い。少ない学校は、目が届きやすく、静かなことが多い。どちらが良いではなく、その子がどちらで力を出せるかです。人が多いと疲れてしまう子なら、規模は大事な判断材料になります。

②通学経路を、実際に通ってみる

パンフレットの「駅から徒歩10分」を、そのまま信じない。見学の日は、実際にその子と一緒に、その道を通ってみてください。

  • 乗り換えは、一人でできそうか
  • 人の多い時間帯はどうか
  • 道に迷いやすいところはないか

毎日のことなので、ここが一番こたえます。

③支援の体制を、具体的に聞く

「支援します」という言葉だけでは分かりません。具体的に聞いてみましょう。

「困ったとき、どこに行けばいいですか」
「クールダウンできる場所はありますか」
「先生方の間で、その子の情報はどう共有されますか」

答え方に、その学校の実際が出ます。

④先生と生徒の様子を見る

説明会の言葉より、廊下ですれ違う生徒の表情のほうが正直です。

  • 生徒が、先生に気軽に話しかけているか
  • 困っていそうな子に、まわりがどう関わっているか

短い時間でも、雰囲気は伝わってきます。

⑤災害のとき、その子は帰ってこられるか

ここは、あまり語られませんが、大事なところです。私が知っている範囲の話ですが、東日本大震災のとき、遠くの学校に通っていた子は、帰るのが本当に大変でした。地元の学校の子は比較的早く家族と会えた一方、夜中まで迎えに行けなかったご家庭もありました。

  • 電車やバスが止まったら、その子はどうするか
  • 歩いて帰れる距離か
  • 誰が迎えに行けるか

「いちばん困ったときに、どうなるか」まで想像しておくと、選択が変わることがあります。

ここで、あるお母さんが気づいたこと

ここで、あるお母さんが気づいたこと

相談に来られたお母さんが、こう話してくれました。気になる私立をいくつかリストにして、ずっと比べていた。でも、実際には一度も見に行っていなかった、と。

思い切って1校見学したら、リストの順番が変わったそうです。

紙の上では分からなかったことが、行った瞬間に分かったと。

情報を集めるほど迷うときは、動いたほうが早いことがあります。

家庭だけでがんばらない|学校にお願いできること

中学校選びで担任の先生にお願いできること

いまの担任の先生は、進路の情報を持っています。

遠慮せずに、聞いていいんです。

そのまま使える、切り出しの例文です。

「中学のことを考え始めています。この子の様子を見ていて、どんな環境が合いそうだと感じますか。見学に行くときに、見ておくとよい点があれば教えてください」

「どこがいいですか」と丸ごと聞くより、この子にとってどうかを聞くほうが、具体的な答えが返ってきます。

発達障害の子の中学校選びのQ&A

発達障害の子の中学校選びについて保護者からよくある質問
いつから動き始めればいいですか?

学校によりますが、高学年に入ったら少しずつ情報を集め始めると余裕を持てます。私立を考えるなら、説明会の時期を早めに確認しておきましょう。まずは1校見に行く、くらいの気持ちで大丈夫です。

公立と私立、どちらがいいですか?

一概には言えません。支援の手厚さも、学校ごとに大きく違います。「公立か私立か」で決めるより、実際に見学して、その子に合うかで判断するほうが確実です。

本人はまだ何も考えていません。連れて行ったほうがいいですか?

できれば一緒に行くのがおすすめです。通学路を体験できますし、本人が「ここなら行けそう」と感じられるかは大事な情報になります。無理そうなら、写真や動画で様子を伝えるだけでも違います。

支援学級か普通級かも迷っています。

見学のときに、両方の様子を見せてもらえるか聞いてみてください。在籍の形は入学後に変更できる場合もあるので、学校に確認を。迷ったままでも、まず見に行くことで判断材料が増えます。

発達障害の子の中学校選びのまとめ

評判ではなくその子に合う学校を選ぶというまとめ
  • 小学校が終わると、あっという間に過ぎていく。高学年から少しずつ動き出す
  • 決める前に、まず見る。何校か比べてから選ぶ
  • 見るのは、規模・通学経路・支援体制・生徒の様子・災害時
  • 主語は「その子」。評判ではなく、この子が通えるかで選ぶ

迷っている時間より、1校見に行く時間のほうが、答えに近づきます。

お子さんのことで、迷っていませんか。

記事を読んでも「うちの子の場合はどうなんだろう」が残ることがあります。それは当然で、記事に書けるのは一般的な見方までだからです。

お子さんの様子を聞かせていただければ、小学校の特別支援学級で22年間見てきた中で、どう見えるかをお話しできます。初回60分は無料でご相談いただけます(公式LINEにご登録の方限定)。2回目以降は16,500円(税込)です。

私が答えを決めることはしません。決めるのはあなたです。判断の材料をお渡しするだけです。

※2回目以降は有料のご相談となります。詳しくは下記ページをご覧ください。

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