こんな経験はありませんか?
・「勉強って何のため?」と聞かれて言葉に詰まった
・正論では伝わらないと感じている
・学ぶ意味を、子どもと一緒に考えたいと思っている
「将来のためだよ」
「大人になって困らないように」
そう答えてみたけれど、子どもはどこか納得していない様子。
その場をやり過ごしたものの、あとから
「本当は、どう伝えたらよかったんだろう」
と考え込んでしまう——そんな経験のある先生や保護者の方も多いと思います。
この記事では、
元教師・すぎやま先生の一冊をきっかけに、
学校の勉強の意味や、学ぶことの価値を、子どもの気持ちに寄り添いながら考えていきます。
学校の勉強なんて役に立たないのにやる意味あるの?と子どもに言われたら読む本

「勉強って意味あるの?」は、反抗ではなく“まっとうな疑問”
子どもがこの言葉を口にするとき、
それは怠けたいからでも、反抗したいからでもないことが多いです。
今の子どもたちは、
- 「暗記は意味がない」
- 「AIがあるから勉強しなくていい」
- 「学校の勉強は社会で使わない」
そんな情報を、簡単に目にする環境で育っています。
その中でふと湧いてくる
「じゃあ、なんで勉強するの?」
という問いは、とても自然で、まっとうなものです。
だからこそ、
すぐに正論で返そうとしなくても大丈夫なのだと思います。
ぷーた先生子どもが「やりたくない」「意味がわからない」と感じる背景には、
実は“決める経験”の積み重ねが関係していることがあります。
👉 決定権の学習については、こちらの記事で詳しくまとめています。


子どもが本当に知りたいのは「未来の話」
子どもが求めているのは、
完璧な答えや、大人が納得する理屈ではありません。
知りたいのは、
「勉強したら、自分はどうなるの?」
「今の自分と、未来の自分はつながっているの?」
ということです。
ところが私たち大人は、
点数や成績、受験といった“目に見える結果”の話に
どうしても寄りがちです。
でも、学びの価値は、
すぐに役に立つかどうかだけでは測れません。
勉強は、
今すぐ役に立つためだけのものではなく、
未来のどこかで「つながる準備」をしている時間でもあります。
勉強が「役に立たない」と感じてしまう理由
勉強が苦しくなるのは、
「意味がわからないまま続けているとき」です。
特に、
- できない経験が続いている
- 比べられることが多い
- 努力が評価されにくい
そんな状態が重なると、
子どもは「勉強=つらいもの」「自分には向いていないもの」
と感じやすくなります。
これは、特別な子だけの話ではありません。
学習が苦手な子、発達に特性のある子、
そして一見問題なく見える子も、同じです。
「学ぶ喜び」は、小さな「できた」から生まれる
勉強を楽しいと感じる瞬間は、
何か特別な成功をしたときではありません。
- 少しわかった
- 前よりできた
- 自分なりに工夫できた
そんな小さな「できた」の積み重ねが、
学ぶ喜びにつながっていきます。
特に、ペースに個人差のある子どもにとっては、
結果よりも過程を認めてもらえることが、
次の一歩につながります。
※特別支援の現場では、
「理解したかどうか」よりも
「できたと感じられたかどうか」が、
学ぶ意欲に大きく影響することがよくあります。
大人にできるのは、答えを用意することではない
「正しい答えを言わなきゃ」
「ちゃんと説明しなきゃ」
そう思うほど、言葉は出てこなくなります。
でも、
親ができる一番大切なことは、
一緒に考える姿勢を見せることなのかもしれません。
「難しい質問だね」
「お母さん(お父さん)も、考えたことあるよ」
そんな一言からでも、十分です。
子どもは、
“答え”よりも
大人がどう向き合ってくれるかを見ています。
この本が、保護者にとって心強い理由
すぎやま先生の本は、
勉強を無理に好きにさせようとする本ではありません。
- 正論で押し切らない
- 子どもの疑問を否定しない
- 親や先生の迷いも、そのまま扱っている
だからこそ、
「これでいいのかな」と悩みながら関わっている大人に、
そっと寄り添ってくれる一冊だと感じました。
学校の勉強なんて役に立たないのにやる意味あるの?と子どもに言われたら読む本


勉強は「未来の自分への投資」
今は意味がわからなくても、
すぐに役に立たなくても、
学びは、未来のどこかで必ずつながります。
勉強は、
誰かに勝つためのものではなく、
自分の選択肢を増やすためのもの。
そう考えられるようになると、
子どもへの声かけも、少し変わってくるかもしれません。
もし、子どもとの関わりに迷っていたら
ここまで読んでくださった方の中には、
「頭ではわかるけれど、実際は難しい」
と感じている方もいるかもしれません。
子どものタイプや、家庭の状況によって、
正解は一つではありません。
もし、
- 子どもへの声かけに迷っている
- 勉強との向き合い方で悩んでいる
- 一人で考えるのが少ししんどい
そんなときは、
話しながら整理するだけでも、見えてくるものがあります。
先生や保護者という立場に関わらず、
今の状況を一緒に整理する時間をつくっています。
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