ついつい「早くしなさい」と言ってしまう…。
これは家庭でも学校でもよくある場面です。
でも、言えば言うほど
子どもが動かなくなることもあります。
大切なのは
急がせることではなく、自分で動ける力を育てること。
この記事では、家庭でも学校でもそのまま使える
共通の言葉かけテンプレを紹介します。
家庭と学校で共通する課題

- 朝の準備が進まない
- 授業の切り替えが遅い
- 片付けに時間がかかる
こうした場面で出やすいのが
「早くしなさい」です。
しかしこの言葉は
そのため、結果的に動きにくくなります。
共通テンプレ これだけでOK

家庭でも学校でも使える基本はこの4つです。
この4つの言葉かけは、家庭でも学校でも同じように使えます。
特別なスキルは必要ありません。
大切なのは、
「やらせる」ではなく「自分で考えて動けるようにする」こと。
まずは1つだけでも大丈夫です。
できる場面から、少しずつ使ってみてください。
① 行動を思い出させる
- 「今、何する時間?」
- 「今、何の時間?」
② 主体をはっきりさせる

- 「それを決めるのは誰?」
- 「それは誰の仕事?」
③ 判断を促す
- 「どうする?」
- 「どうしたい?」
④ 補助(止まったとき)
- 「どこで止まってる?」
- 「何からならできそう?」
3ステップで使う(家庭・学校共通)

①「今、何する時間?」
②「それを決めるのは誰?」
③「どうする?」
この流れは
家庭でも教室でもそのまま使えます。
具体例(家庭・学校それぞれ)

同じ場面でも、言葉を少し変えるだけで子どもの反応は大きく変わります。
ここでは、家庭と学校それぞれでよくある場面を例に、すぐに使える形で紹介します。
まずは、無理なく使えそうな場面から取り入れてみてください。
■ 家庭(朝の準備)
❌「早くしなさい」
✔
「今、何する時間?」
「それ、誰の仕事?」
「どうする?」
■ 学校(授業の切り替え)
❌「早く準備して!」
✔
「今は何の時間?」
「次にやることは?」
「どうする?」
■ 共通(片付け)
❌「早く片付けて」
✔
「今は何の時間?」
「何からやる?」
「どこまでやる?」
特別支援の子どもへの工夫

家庭でも学校でも共通して
- 言葉を短くする
- 順番を示す
- 時間を見える化する
が効果的です。
例)
- 「①本 → ②ノート → ③ランドセル」
- 「あと3分(タイマー)」
それでも急がせたいとき

時間的にどうしても急ぐ場面はあります。
そのときは
- 「あと3分」
- 「次はこれ」
- 「ここまでやったらOK」
「早くしなさい!」をやめたい方へ|家庭でも学校でも使える言葉かけテンプレのQA (保護者向け)

- 忙しい朝はどうしても「早くしなさい」と言ってしまいます…
-
大丈夫です。時間がない場面では、
「あと〇分」「次はこれ」と具体的に伝えるだけでも効果があります。
余裕がある場面で「どうする?」と聞く回数を少し増やしていくことが大切です。 - 「どうする?」と聞いても何も答えないときはどうすればいいですか?
-
その場合はハードルを下げて、
「どっちにする?」「何からやる?」と選択肢を示すと動きやすくなります。
最初は一緒に考える形でも大丈夫です。 - 何度言っても動かない場合はどうすればいいですか?
-
「どこで止まってる?」と聞いてみてください。
動けない理由(分からない・面倒・疲れている)が見えると、対応しやすくなります。 - つい強く言ってしまったときはどうしたらいいですか?
-
誰でもそんな時はあります。その後に
「さっきは急かしてごめんね。どうする?」と一言添えるだけで関係は整います。
完璧を目指さなくて大丈夫です。 - この言葉かけを続けるとどうなりますか?
-
少しずつ
・自分で考える
・自分で決める
・自分で動く
力が育っていきます。すぐに変わらなくても、積み重ねが大きな力になります。
「早くしなさい!」をやめたい方へ|家庭でも学校でも使える言葉かけテンプレのQA (担任向け)

- 授業中に「早くして」と言わないと進まないのですが…
-
進行のためのスピードは必要です。
ただし「早くして」だけだと動きが曖昧になります。「今は何の時間?」
「次にやることは?」
「あと〇分で始めるよ」と行動と時間を具体化すると、指示が通りやすくなります。
- 「どうする?」と聞くと時間がかかりませんか?
-
最初は時間がかかります。
しかし長期的には👉 指示待ちが減る
👉 自分で動く子が増える結果として全体の進行は早くなります。
- 動かない子に毎回同じ言葉かけでいいのでしょうか?
-
同じ言葉かけで動かない場合は、
「できない理由」を探る必要があります。・分からない
・見通しがない
・負担が大きい「どこで止まってる?」と聞くことで、支援の質が上がります。
- 学級全体にどう広げればいいですか?
-
個別だけでなく、全体にも使えます。
例)
「今は何の時間?」(全体に投げる)
「次にやることは?」(確認)
“教師が指示をする”状態から“子どもが言える”状態にすることがポイントです。 - 時間がないときは結局「早くして」と言ってしまいます…
-
大丈夫です。現場では必要な場面もあります。
ただし、その代わりに
普段の場面で
「どうする?」「何からやる?」を積み重ねることが大切です。
- 特別支援の子どもにはどう工夫すればいいですか?
-
言葉だけでなく「見える化」が重要です。
・手順を示す(①→②→③)
・タイマーで時間提示
・終わりを明確にするこれにより理解と行動が安定します。
- 学級が落ち着かない場合にも有効ですか?
-
有効です。
理由は子どもが「何をすればいいか分かる」状態になるため
曖昧さが減ることで
・無駄な声かけが減る
・トラブルが減る結果として学級が安定します。
「早くしなさい!」をやめたい方へ|家庭でも学校でも使える言葉かけテンプレのまとめ

「早くしなさい」を減らすコツは
急がせることではなく、行動を明確にすること
そして
この一言が
家庭でも学校でも子どもの自立を支えます。
さらに
家庭と学校で同じ言葉を使うことで
子どもの理解が安定し、行動が早くなります。
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