小学校特別支援学級の先生のための、時短アイデアを紹介します。
先生方。いつも帰りは遅く、疲れが溜まる一歩ですよね。
けれどもそんな悩みをお持ちの先生達に向けて、その悩みを解決し、授業の準備を素早くし、定時退勤を目指すことができるようになります。
この記事を読めば、授業の準備に時間をかけず、けれども、最大限に効果のある具体的な授業のやり方を知ることが出来ます。また、小学校特別支援学級担任歴約20年の私のちょっとした時短術を記事にしたいと思います。
みなさんも一緒に授業を時短で準備して、定時退勤を目指しませんか。
記事を書いている、ぷーた先生の詳しいプロフィールは、こちら
資料の分類整理術
学校は、膨大な資料が毎日毎日配られます。特別支援学級担任は、交流学級からの文書もあるため、さらに分類整理をしておかないと探し物で大変です。ですから、いろいろな方法で資料の分類整理をしてきました。今のところ、こちらの方法が一番楽で私なりにおすすめできます。
- ファイルボックスを交流学年用+校務分掌用+学校全体用+その他用を用意する
- 交流学級1年〜3年→3こ
- 校務分掌が、特別支援コーディネーターと道徳主任と学校図書館→3こ
- 学校全体用とその他→2こ
- A4サイズの封筒を50枚くらい用意する(リサイクル可、下図参照)
- 2/3を斜めに切る
- ラベルに内容を書く(例)○年校外学習、修学旅行、運動会など
- 作った封筒をファイル別に入れる
- すぐ終わるもので、来年なくても困らないorPCなどデータで保存してある→すぐ終わらせてリサイクル箱へ
- 配られた文書を封筒に分けて、終わったらファイルボックスに保管していく
封筒をクリアファイルで代用したこともありますが、探しにくく入れにくいので、一時的、部分的な活用に向いているかと思います。
物はあればあるほど、探すのが大変になります。私は昨年度以外の文書は、全部捨てています。物はできるだけ減らして、定時退勤を目指しましょう!
児童に関わる職員全員で共通理解する
担任と支援員の先生の勤務時間が違うため、意思疎通ができず、ミスや指導に一貫性が取れないのは致命的です。新学期始まったばかりの時は、短時間でも自習にしてでも、廊下で立ったまま全員で打ち合わせするようにしています。
一見無駄な時間に思えるかもしれませんが、どんなに事前に児童の情報を伝えてても、資料を読んでもらってても、実際に児童を目の前にすると思ったことと違うことが多々あります。
個々の先生が感じていること、困っていることなど、丁寧に聞き取りしたり、過去にあったことを伝えたり、伝え忘れていることがないか確認したり・・・。
先生同士のコミュニケーションを大事にすることで、トラブルが起きた時に素早く対応できたり、大事にならなかったり、ということが定時退勤につながると思います。
隙間時間の活用
NHK for Schoolなど動画を見せている間は、内容が分かっているものは見ないで、次の学習の用意をしたり連絡帳を書いたり、他の先生と打ち合わせしたり、ほんの5分、10分でできることを考えてます。
タブレットでドリルなどの学習も最初に指示をしてやり方が分かったら、「分からない時は聞きにきます」と児童に伝え、次の仕事をします。
会議や打ち合わせは、始まるまでの数分でも、できることを用意しておきます。あまり関係ない議題の時も、実はしれっと他の資料を読んでたりします。(職員室の席によってですが)オンラインなら、資料の分類整理しながら聞いてる事もあります。
立って仕事をする
教卓は、立ったままのスタンディングの机にぴったりです。私はパソコン作業は、ほとんど教卓でしています。立ったままで仕事をすると、誰かに呼ばれた時にすぐに移動できますし、必要な資料を見ようとするたびに、席を立ったり座ったりの動作をせずに動けます。何より健康的にダイエット出来たり死亡リスクが減るとも言われています。
ちょうど良い高さの教卓がない時は、事務机に段ボールを置いたり、自宅だと椅子を重ねたり、工夫しています。
定時退勤するための考え方
異動したての時に、若手の先生と帰り際の会話です。
いつも早いですね。秘訣を教えてください。
時間は命と同じです。定時に帰らないと、自分の時間をボランティアで使っているのだから、命と引き換えにしているのと同じです。私は命がけで定時退勤しようとしています。・・・という考え方が秘訣でしょうか。
「命がけで・・・」なんて怖いですよね。私も自分で言ってて怖さ、怪しさでいっぱいだなと思いました。でも、この仕事はそうでもしないと終わらない、終わらせられないくらい過剰な仕事量です。
とりあえず、「命に関わらなければ良し」とする。次に「人に迷惑をかけなければ良し」で判断しています。あ、提出物は期限を守りましょうね。
まとめ
定時退勤アイデアについて、「とっくに知ってたよ」「もうやってるよ」という方もいるかもしれませんが、私のまわりの先生は、とにかく時間をかけてゆっくり仕事をしているな、と感じることが多いです。
特に子育てがひと段落した、50代から上の世代の先生が、なぜか朝早くから夜遅くまで学校に住んでるのかなと思うくらい、いつもいます。私はそんな情熱も体力もないのと、他に自分のやりたいことがあるため、さっさと帰りますが、決めるのは自分です。自分の人生を大切に生きていきたいものです。
特別支援学級担任の先生のための「校務分掌時短アイデア」の記事はこちら
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