小学校の『音楽』表現についての動画活用授業案です。この記事では、
- 「コロナで鍵盤ハーモニカの練習ができない」
- 「実態の差がある児童に何をどう教えたらいいか悩んでいる」
- 「ピアノが弾けない」
などとお困りの先生へ、この動画を使った授業をすることで、授業の準備が素早くでき、定時退勤を目指すことができるようになります。
小学校特別支援学級担任の先生が音楽の授業をどうしたらよいか、また児童が成長するためにどんな授業をするのかを、特別支援学級担任約20年のぷーた先生が授業作りのポイントを押さえ、分かりやすく解説します。
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教材
基本は教科書ですが、学年がいろいろで同じ教科書を使うことが出来ないのが悩みの種ですよね。もちろん実態に応じて行うのが一番ですが、学級の児童が皆同じ実態ではないし、児童によって教科書も違います。
漢字や計算なら各自違う課題を行うこともありますが、音楽は友達や先生と音を合わせたり、声を重ねたりする楽しさを味わせたいと考えます。そこで、まずは、簡単な内容から行うようにして、出来た児童は課題を増やしていきます。
2年生の教育出版「音楽のおくりもの」、教育芸術社「小学生の音楽2」に掲載されている「子犬のビンゴ」がおすすめです。理由は、ズバリ「曲がかわいい」「楽しそう」と児童が楽しめることが一番です。さらにそれだけではなく、リズム感を鍛えたり、手と目と耳を使うことで遊びながら学ぶことが出来ます。
「子犬のビンゴ」の動画はたくさんありますが、こちらの動画はお気に入りです。前半に「BINGO」の読み方や手を打つタイミングを説明し、後半にだんだん速くなることで、児童が飽きずに何回も楽しんでいます。
以前はピアノを弾きながら、ゆっくりor速く演奏をしてましたが、このお姉さん(マリカちゃん)の動画で振り付けしながらのほうが、楽しそうです。なにより私自身が児童の様子をよく見れます。
それは ビンゴ違いです!
応用の指導案
- BINGOの文字をそれぞれ1文字ずつ、板目紙に大きく書いたカードを作る。
- それぞれ担当の児童を決める。
- BのときはBのカードを持った児童が上に上げる。以下繰り返し。
- 発表会の時など、初めてのお客さんには事前にやり方を説明して、その場の皆さんで楽しむ。
いつも「してもらう」ことが多い支援学級の児童も、この時は「私たちが教えてあげる」気持ちで取り組めるので、達成感や満足感が得られます。
子犬のビンゴのまとめ
音楽の授業の最初はこの動画を見せ、音楽を楽しむ気持ちで次の活動をすることで、児童が見通しが持てたり、落ち着いて過ごせたりします。そして、先生も準備がしやすくなります。 みなさんもぜひ、動画で授業をしたり授業を固定化したりして授業の準備を短く効率的にしませんか。
このブログは、私の一生涯の研究テーマ「最小限の労力で最大限の成果が出せる授業のネタ」を惜しみなく記事にしています。
このブログを読んだ1人でも多くの先生が、定時に帰れるようなお手伝いができたらうれしいです。そして、趣味を楽しんだり、家族や友人との交流などで豊かな時間をもち、人間らしい生活ができるようになってほしいと思います。
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