小学校特別支援学級の『自立活動』の授業です。この記事では、感染対策をしながら日々、消毒や手洗いの指導に追われている先生のための提案です。この記事を読めば、
感染症にかからないようにしっかり手洗いをさせたい
児童や自分、回りの人が感染症から身を守れるようにしたい
といった悩みをお持ちの先生達に向けて、その悩みを解決し、授業の準備を素早くして、定時退勤を目指すことができるようになります。
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手洗いの指導の実際
みなさんのご家庭に必ずある、花王の「あわあわ手洗いのうた」です。歌詞が書かれたポスター、楽譜、英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語、ベトナム語のバージョンもあり、外国人や帰国子女にも対応できます。動作を言語化して、歌を覚えてしまうといいですね。
厚労省からも動画があるので、花王が小さい子向けなら、高学年はこちらもをおすすめします。
手洗いリーダーを作ってチェックし合うのもいいですね。
その他の感染対策の指導
しばらくは朝の会や授業の最初にこの動画を見せ、手洗いの手順を覚えてもらいます。また、手洗い後のハンカチ忘れも気になりますよね。朝の会で日直さんに、以下のことをチェックリストしてもらっています。
- ハンカチ
- ティッシュ
- マスク入れ(給食中に使います)
- 爪が伸びていないか
- 正しくマスクをつけているか(鼻だし×、マスク噛む×)
チェックした後に、全部できたら花丸なので花丸の児童を発表します。△や×があった児童には「明日はどうする?」と聞きます。
今日の花丸さんは○○くんです。△の人は明日は?
明日は持ってきま〜す
自立活動 〈手洗い〉のまとめ
初めて担任した児童は、
- マスクがつけられない
- マスクをかじってしまう
- 手洗いはぬらすだけ
- ハンカチなしで服で拭く
といった児童がいて、びっくりしました。感染対策は基本的には家庭でしてもらいたいことではありますが、お家の人の言うことをきかない、お家の人が教え方が分からないことも多いです。
学校はたくさんの人間が生活している場ですから、ぜひ自分自身のためにも感染対策の指導をして、安心して仕事をしたいですね。
みなさんも、動画で授業をしたり授業を固定化したりして授業の準備を短く効率的にしませんか。
このブログは、私の一生涯の研究テーマ「最小限の労力で最大限の成果が出せる授業のネタ」を惜しみなく記事にしています。
このブログを読んだ1人でも多くの先生が、定時に帰れるようなお手伝いができたらうれしいです。そして、趣味を楽しんだり、家族や友人との交流などで豊かな時間をもち、人間らしい生活ができるようになってほしいと思います。
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