「給食を食べる時間もなく、気づけば子どもが帰る時間。
そのあと慌てて連絡帳を書き始める……。」
そんな日々を送っていませんか?
特別支援学級の連絡帳は、子どもの小さな成長を伝える大切な記録。
でも、「何を書けばいいかわからない」「短くまとめられない」と悩む先生も多いはずです。
本記事では、そんな忙しい先生のために
“前向きで短く、すぐ使える”連絡帳テンプレート5選を紹介します。
たった一文でも、保護者が「今日もがんばったんだな」と安心できる。
そんな言葉選びのコツと、すぐに使える例文をお届けします。
特別支援学級の連絡帳テンプレート5つの型

このテンプレートを使えば、1文でも温かさが伝わる記録が書けるようになります。
忙しい日々の中でも、子どもの小さな成長を前向きに共有していきましょう。
✏️ テンプレート①:行動や努力を前向きに伝える
今日は○○の活動に集中して取り組めました。最後までやりきった姿がすてきでした。
苦手だった片付けも、声をかける前に自分から始める姿が見られました。成長を感じます。
🪄ポイント
- 「できたこと」だけを取り上げる
- 「〜できませんでした」ではなく「〜に挑戦しました」へ言い換え
🌸 テンプレート②:落ち着いて過ごせた日の報告に
朝から落ち着いて活動に参加できました。笑顔もたくさん見られました。
苦手な音読も、最後まであきらめずに取り組めました。
🪄ポイント
- 「落ち着いていた」「笑顔があった」など、保護者が安心できる表現を。
- 不調の日との比較を書くときは「昨日より落ち着いていました」のように。
🤝 テンプレート③:人との関わり・優しい行動を伝える
お友達に「ありがとう」と言えました。気持ちを伝えようとする姿が素敵でした。
給食の配膳で「手伝うね」と声をかける姿に、周りも笑顔になりました。
🪄ポイント
- 行動+感情で書くと温かみが出る
- 「相手」「状況」「気持ち」をワンセットで
🧩 テンプレート④:少し難しかった日でもポジティブに
今日は途中で気持ちがいっぱいになりましたが、気持ちを切り替えて再び活動に戻れました。
苦手なプリントも最後まで粘って取り組む姿が見られました。
🪄ポイント
- 「できなかった」ではなく「どう立て直したか」を書く
- 「がんばった過程」を肯定する
🕊️ テンプレート⑤:週末・長期休み前のまとめに
今週もよくがんばりました。来週も一歩ずつ成長していけそうです。
○○の練習を通して、少しずつ自信がついてきました。ご家庭でもゆっくり休んでくださいね。
🪄ポイント
- 「次につながる言葉」で締める
- 「一緒に見守る姿勢」を伝える
書きやすく続けやすい3つのコツ

「毎日書こう」と思っても、忙しい先生にはなかなか続けにくいもの。そんなときこそ、“無理なく・短く・すぐ書ける”コツが助けになります。今日からできる3つのポイントをご紹介します。
- 子どもがいる間に書く
→ 給食時間や個別学習の合間を活用。 - 1文で完結を意識する
→ 「活動+気持ち+結果」で十分伝わる。 - 定型句をメモやメモアプリに登録
→ 一言やスマホでもすぐ入力でき、時短に。
なぜ“短く前向き”が大切なのか
特別支援学級では、毎日の連絡帳が信頼づくりの第一歩。長文よりも“短く前向き”な言葉が、先生の負担を減らしながら、保護者に安心を届けるカギになります。
- 特別支援学級では、家庭との連携が学びの土台。
- 長文よりも「安心・継続・信頼」がカギ。
- 教員が無理なく続けられる工夫=保護者も安心。
特別支援学級の連絡帳テンプレート5選のQ &A

連絡帳に何を書けばいいのか迷う先生へ。
よくあるお悩みと、すぐ使える“短く前向き”な書き方テンプレートをQ&A形式でまとめました。
- 忙しくてゆっくり書く時間がありません。どうすれば続けられますか?
-
給食のあとや子どもが下校準備をしている時間など、短いスキマ時間を活用しましょう。
1文で完結するテンプレートをあらかじめ用意しておけば、3分ほどで書けます。
「書くことを決めておく」ことが一番の時短になります。 - 連絡帳を通じて保護者との信頼関係を築くコツは?
-
「事実+前向きな一言」を意識しましょう。
たとえば「忘れ物をしてしまいましたが、自分から取りに行けました。」
叱るのではなく“できた面”を見つけて伝えることで、協力的な関係が生まれます。 - 同じ内容になってしまうときは?
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「活動」「人との関わり」「気持ち」の3視点で交互に書くとマンネリを防げます。
例:活動→音読を最後までがんばりました/関わり→友達を応援する姿が見られました/気持ち→笑顔が多い一日でした。 - 保護者から返事がないとき、不安になります。
-
「読んでくださっている」と信頼し、返事を求めすぎないことも大切です。
家庭の事情で書けないこともあります。
「読んでもらえるだけでありがたい」と考え、無理なく続けましょう。ただし、絶対に読んでほしい内容の時は電話や家庭訪問など直接お話ししましょう。
- 不調な日の様子は、どこまで書いていいですか?
-
ネガティブな表現は避け、「どんなサポートで立て直せたか」を中心に書きましょう。
例:「途中で気持ちがいっぱいになりましたが、休憩後にまた活動に戻れました。」
保護者は安心し、先生の対応にも信頼を持てます。
特別支援学級の連絡帳テンプレート5選|短く前向きに書ける例文つきのまとめ

“連絡帳は、親と先生をつなぐ小さな日記”
前向きな言葉がひとつ増えるだけで、保護者も子どもも安心します。
無理なく続けられる書き方で、あたたかい関係を築いていきましょう。
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