こんにちは、ぷーたです。
学期末が近づき、どの学年も「まとめの時期」に入ってきましたね。
特別支援学級では、1日の時間割が「国語・算数」などのように、集中力が必要な教科が並びがち…。
さらに「学級が落ち着かない」「みんなでイベントをするのが難しい」という状態では、担任の先生自身も疲れがピークに達しているかもしれません。
しかも、このあとには長いお休みがやってきます。
「どうせ忘れてしまうのでは…?」そんな気持ちにもなりますよね。
でも、大丈夫です。
まとめの時期は“完璧な理解”より、“思い出せる記憶”と“気持ちよく終われる体験”が大切なんです。
今回は、そんな時期に先生が意識したい「3つのポイント」と、実際にできる工夫をご紹介します。
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「何をふり返ればいいかわからない…」
「クラスが落ち着かない…」
そんな先生の声から生まれた、シンプルで使いやすいカードです。
① 「見える化」で成長を実感させよう

この時期の子どもたちは、疲れや不安で「できない自分」を感じやすくなっています。
だからこそ、“できたこと”を本人が実感できる形にすることが大事です。
具体例
- ワークシートではなく「漢字ビンゴ」「九九すごろく」などの活動で確認
- 「できたカード」を作ってホワイトボードに貼る
- 「がんばったアルバム」や「自分の成長ポスター」の作成
「これ、1学期にがんばったやつだ!」と思い出せる形で残しておくと、休み明けのスタートもスムーズです。
② 「人との関わり」をあたたかく感じる

クラスが落ち着かないと、「まとめ活動」もハードルが高く感じます。
でも、小さな関わりや楽しい時間を通して、「安心して学びを終える」ことができます。
具体例
- ミニお楽しみ会(○○検定、○○すごろくなど)
- ありがとうメッセージカード交換
- 「今日のがんばり賞」「イスに座れたで賞」など全員表彰
関わりの中で「自分はここにいていい」と感じられるように、失敗しても責めない安心感を大切にしましょう。
③ 長期休暇を見据えて「思い出せる仕掛け」を

「どうせ忘れてしまうのでは…」
それは本当にそうなんですが、忘れるのが前提だからこそ、“思い出せるヒント”を残しておくことが大事なんです。
具体例
- 「できたよカード」をラミネートして机に貼っておく
- 自分で作った漢字カード・算数道具をファイルに入れて持ち帰らせる
- 来学期の見通しをちょこっと伝える
→「4月になったらまた九九やるよ」「新しい先生と一緒に勉強するかもね」など
思い出すきっかけがあれば、休み明けの不安がグッと減ります。
【特別支援学級】まとめの時期、どう過ごす?~長期休暇前にできる3つのこと~のよくある質問(Q&A)

Q1. 「どうせ忘れるなら、まとめ学習って必要ですか?」
A. はい、必要です。ただし“忘れても思い出せるきっかけ”を残すことが目的です。
長期休暇で一時的に知識は薄れてしまっても、「前にできた」「がんばった」という経験は心に残ります。まとめの時期は、知識の定着よりも**「自信の芽」を残す時間**として考えると効果的です。
Q2. クラスが落ち着いていないとき、無理に振り返り活動をするべきですか?
A. 無理はしないでOKです。1人でも“できた”が実感できる工夫を。
「みんなで同じことをまとめよう」とせず、個別にミッションカードを渡す、1対1でふりかえりトークをするなど、小さな関わりで「振り返った経験」を作ることが大切です。
Q3. 遊びっぽい活動にしてしまうと、保護者から「勉強してない」と思われませんか?
A. 遊びの中に学びがあることを伝えましょう。
たとえば「九九すごろく」や「ことばビンゴ」も、れっきとした復習です。保護者には「楽しく確認し、自信をつけることが目的」と説明すれば安心されることが多いです。
Q4. どんな掲示物やカードが「思い出すきっかけ」になりますか?
A. 自分が作ったもの・自分の名前があるものが効果的です。
・「できたよカード」
・「ぼくの九九表」
・「○○マスター認定証」など
休み明けに見たとき、「これ知ってる!やったことある!」と思えるものがあると、再スタートがスムーズです。
Q5. 先生自身がしんどいとき、どこまでやれば十分ですか?
A. 「この子の笑顔が見られた」で十分合格です。
全部をやろうとしなくてOK。まずは**“1人の子どもが楽しかったと思える時間”を1つ作る**ことから。
先生が「やりきれた」と思えることが、子どもにも伝わります。
【特別支援学級】まとめの時期、どう過ごす?~長期休暇前にできる3つのこと~のまとめ

まとめの時期、落ち着かないクラスや忘れやすい子どもたちに向き合っていると、どうしても「ちゃんとまとめなきゃ」と思ってしまいますよね。
でも、それ以上に大切なのは、
「今年もがんばったな」「勉強ってけっこう楽しいな」
そんな記憶を残してあげることです。
忘れてもいい。
思い出せるようにしておけばいい。
そして、先生自身が「この1年、よくやった」と感じて終われたら、それが何よりの“まとめ”です。
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